家族に介護が必要になったらどうするの?福祉施設事務の私が解説します

  • 12月 30, 2020
  • 8月 11, 2021
  • 福祉
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自分にはまったく関係ないと考えていた「介護」が家族に必要になってしまったら、何から始めていいか分かリませんよね。

私も介護業界で仕事をするまでは、まったく知識がありませんでした。

そして、この知識がないと損をしてしまったり、介護を受ける本人にとって最良の選択ができない場合もあるので注意が必要となります。

この記事では、「介護」を始めるにあたって、必ずやらなければならないこと、知っておくと良いこと、また裏話などを福祉施設事務の私が解説します。

※この記事は3分で読むことができます。

要介護認定とは?

まず、介護サービスを受けるためには、要介護認定を受ける必要があります。

これは、日常生活でどのくらいの介護を必要とするかの度合いを決定するもので、いちばん軽い要支援1から、もっとも重い要介護5によって表されます。

この介護度が高くなればなるほど、介護保険の範囲内で利用できるサービスの量も多くなります。

それでは、介護保険の範囲を超えてしまうとどうなるのでしょうか。

通常は、1割から3割の自己負担で済みますが、超えた分は全額自己負担となるのです。

この要介護認定は、コンピューターと各分野の専門家たちの判断で決定するのですが、介護の度合いを数値化することはむずかしく、正しい決定がされないことも稀にあるのです。

これでは、利用料を負担するご家族は納得がいきませんよね。

ここで裏話ですが、そのような場合、不服を申し立てて要介護認定をやり直すことも可能なのです。

私のお客様でも、不服を申し立てた結果、介護度が変更となった方が何人かいましたので、覚えておいて損はないと思います。

どこに相談するの?

 
Aさん
はじめはどこに相談したらいいんですか?
 
タカシ
一般的な窓口の他にも方法がありますよ。
 
Aさん
そうなんですか?ぜひ教えて下さい!

介護についての相談を受けるための第一歩として、一般的には次のような窓口があります。1

  • 市町村の窓口(高齢福祉課、介護保険課など)
  • 地域包括支援センター
  • 入院時は、医療ソーシャルワーカー

ですが、私がおすすめする方法は、自分で調べて良い印象を持ったり、ぜひ利用してみたいという事業所があれば、直接そこに電話をすることです。

どこに相談しても結果的には、市町村の窓口で要介護認定申請をしなければならないのですが、その事業所からよいアドバイスがもらえることが多いのです。

例えば、その事業所と関わりがある「ケアマネージャー」を直接紹介してもらうことができ、要介護認定申請までのアドバイスなどを事前に受けることができるなどのメリットがあるのです。

このケアマネージャーは、介護サービスを受けるにあたり、必ずお世話になる人物であり、要介護者の人生を左右する重要な存在となります。

私は、仕事上、ケアマネージャーと関わることが多く、さまざまな人間性を見てきました。

休日であろうと連絡があれば駆けつけるような熱心な方もいれば、担当でありながら、本人の様子などほとんど確認することがない無責任な方もいます。

担当となったケアマネージャーは、基本変わらないことがほとんどですが、裏話として、別の居宅介護支援事業所や市町村窓口に相談して変更することもできます。

もしもの時のために頭の片隅に覚えておいて下さいね。

家族の介護をしていく上での心構え

介護の問題で悩みを抱える方は多く、終わりがいつなのかが分からないため、精神的にも金銭的にも大きな負担がのしかかります。

そして、要介護者はやがて歩くことができなくなり、車いすへと移行していくこともあるでしょう。また、認知症が進行し、家族のとの会話の内容にも変化がみられてくるかもしれません。

ですが、介護する側が心身ともに疲れ果ててしまっては、要介護者の支えとなることは困難となります。

だからこそ、介護は、すべてを1人で抱え込まないで下さい。

家族、親戚、地域の窓口、ケアマネージャー、サービスを受けている事業所の相談員など、経験や知識、そして優しさからさまざまな助言や手助けが得られるはずです。

そう言えるのは、同僚のベテラン相談員が、泣いて相談にきたご家族を笑顔に変えている光景を間近で見てきましたし、この業界の専門職と言われる方たちのほとんどが素晴らしい人格の持ち主が多いと心から感じているからです。

必要な介護サービスは?

 
タカシ
サービスがたくさんあり過ぎて迷っていませんか?
 
Aさん
まったく違いが分かりません。
 
タカシ
心配いりません。ケアマネージャーさんと一緒に考えましょう。

介護サービスは大きく3つに分類されます。

  • 居宅サービス(通所、短期、訪問など)
  • 施設サービス(老健、特養など)
  • 地域密着型サービス(小規模多機能型、グループホームなど)

基本は、担当のケアマネージャーがケアプランを作成し、要介護者に適したサービス事業所を利用することになります。

しかし、居宅サービスである通所介護(デイサービス)だけをを例にあげてみても、専属の機能訓練指導員を配置し、積極的なリハビリを実施しているところもあれば、専属の看護師を配置し、医療ニーズに対応しているなど様々です。

身体の状態により、ある程度は受けるサービスが限定されてはきますが、本人にとって何が最良なのかを決定するのは、本人をいちばん理解しているご家族になります。

ケアマネージャーの意見を参考にしつつ、最終的にはご家族によって後悔のない選択をしましょう。

まとめ

今後、さらに高齢化社会が進むにつれ、介護の問題は注目を集めることとなるはずです。

そして、家族が介護状態になったことで、介護離職をせざるを得ない方々も増えていくでしょう。

しかし、介護は1人でするものでありません。

相談をして正しい知識を身につけ、さまざまな介護サービスを上手に活用することで、今までの生活にできるだけ影響を与えないようにすることも可能なのです。

はじめての介護にあたり、この記事を読んでいただいた方の少しでもお役に立てることを願っています。

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